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リサイクルトナーの違い

リサイクルトナーって純正のトナーと何が違うのか?

トナーの違い

純正のトナー

トナー(toner)は、レーザープリンタやコピー機でよく使用されています。帯電性を持っているプラスチック粒子に黒鉛・顔料等の色をつける粒子を電気により付着させ、ミクロサイズの粒を静電気を利用して紙にトナーから印刷したいデータを転写させ、その後、熱によって定着させることで印刷します。コピー機から出てきた髪が温かくなっているのもそのためです。
カラー印刷の場合、通常シアン、マゼンタ、黄色、黒の4色を使用しています。
英語で「tone」を訳すと「色調」になりますので、それに由来してトナーと呼ばれます。

リサイクルトナー

リサイクルトナー(recycle toner)とは訳して「再生トナー」ともよばれます。レーザープリンタやコピー機で使い切って空になったトナーカートリッジを回収し、汎用トナーを充填したあと、再度販売する商品のことを指します。
純正トナーを販売するメーカーが回収できず、廃棄処分されるはずの空のトナーカートリッジを回収し、幾度も再利用します。
ですが、再利用を繰り返す為に、例として、トナー漏れ等の問題も発生するので、品質、安全面やその問題による機器本体への影響 については業界をしばしば賑わせています。
近年は品質向上が待たれている反面、カートリッジ本体自体を開発、製造する等の労力やコストがかからないため、純正トナーに比べ割安の商品として普及しつつあります。リサイクルトナーは、名前の通り、純正トナーカートリッジをリサイクルしたもので、環境にも配慮しています。また、何故割安で買えるのかというと、カートリッジを生産するコストがかからないので、その分コストが安くなると言うわけです。

 

2000年に制定された「循環型社会形成推進基本法」において3R(Reduce(リデュース:減らす)、Reuse(リユース:再び使う)、Recycle(リサイクル:再資源化))の定義があり、、リサイクルトナーはRecycle(リサイクル:再資源化)にあたると思われていますが、Recycleは「製品化された物を再資源化して、それを利用して新たな製品などをつくること」と定義されていますので、リサイクルトナーは消耗部品以外は再使用して作られるので、Reuse(リユース:再び使う)にあたることになります。
再使用(Reuse)を繰り返し、使用する限界をむかえたトナーカートリッジはまたRecycle(リサイクル:再資源化)されるので、2つのRをしているリサイクルトナーは、無駄なく資源化される製品のひとつです。

リサイクルトナーの注意点

リサイクルトナーを扱う際も実は注意が必要ですので、ご紹介します。

素人の詰め替えインクは注意

トナー中身のインクのみを購入して、自分でカートリッジに詰め替える為のインクの事なのですが、けれど、これは不慣れな素人が行うと後で痛い目にあいかねません。
使い切る前にカートリッジ内に詰め替え用の違う種類のインクが混ざってしまうことで、粘性が変化したり、目づまりを起こしたり…という事にもなりかねません。詰め替え作業を簡単に出来ると重い、詰め替え作業を行った結果が本体を故障させてしまうことも多いのです。
結果的に本体を故障させてしまい、本体の修理というより高い修理代を出すことになるよりは、確実に安心なカートリッジ交換を選ぶ方も得策と言えるでしょう。

トナーを扱う際の注意点

カートリッジに詰められているトナーは、普通は飛散の危険性などは無いのですが、うっかりしてカートリッジを落としてしまって破損させたりした場合、多量のトナーが床などに散乱する事があります。トナーはチリやホコリのように軽量で、ちょっとした風(人間の息など)で飛び散りやすく、また、サイズが非常に小さいため、吸い込むと、気管支などに入る危険性もあります。
トナーは、有害物質で、マウスにトナーを吸わせた結果、肺に癌が出来たとの実験報告もあるようです。また、高密度で空気中に飛散したトナーに万一引火でもしたりすると粉塵爆発を起こす可能性もありますので、もし事務所などでトナーカートリッジを扱う際や落としてしまってトナーがもれた際には、マスクの着用したり換気などで十分注意してください。


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